SCROLL
アニメ〈物語〉シリーズ 阿良々木暦 役
神谷浩史
2009年から阿良々木暦を
演じられて、この作品、
キャラクターの魅力について
お教えください。
2009年から阿良々木暦を演じられて、
この作品、キャラクターの魅力についてお教えください。
宗教観が根付いている海外と違って、日本では皆が納得し説得力のある理不尽な困難を用意するのが難しい気がします。そんな中、全ての人間の中に存在する思いや恐れなどの感情が具現化した「怪異」を主題に、これまた大勢の人が経験している或いはこれから経験するであろう高校を舞台にして、言葉巧みに、文字巧みに本来なら何となくでしかない怪異に存在感を与え物語に引き込む…その力こそが「物語シリーズ」の魅力なのではないでしょうか?
今回初めて「〈物語〉シリーズ」と
「クビキリサイクル」という、
西尾維新先生の
2つの異なる作品を越えた
キャラクターの会話を演じていただいて
ご感想をお聞かせください
今回初めて「〈物語〉シリーズ」と「クビキリサイクル」という、
西尾維新先生の2つの異なる作品を越えたキャラクターの会話を
演じていただいて、ご感想をお聞かせください。
作者が同じなら別作品の登場人物同士で会話ができるのでは?と言うのは誰もが考えそうな事ですが、それが成立するかしないかは別問題です。西尾先生の場合、それができることを「混物語」で証明しています。でも音声による会話となると話は別で、声を担当する声優の力量が必要になってくるわけです。しかも相手は梶裕貴…緊張しますね。その出来の判断はお聴きになる皆さんに委ねるとして…。しかし、人間強度が下がることを理由に友達を否定している阿良々木くんですが、相変わらず誰と会話しても成立するあたり、実はコミュニケーション能力が高いなと感心させられます。
西尾維新先生の
デビュー20周年によせて、
コメントをお願いします
西尾維新先生デビュー20周年によせて、コメントをお願いします
西尾先生にお会いしたのは「化物語」のアニメの時なのでもう10年よりも前のことになるのですね。それを考えると当時はキャリア10年にも満たなかった訳ですが…そうは見えなかったなぁ…。それはさておき、西尾先生に対する印象は変わりません。おそらくその日はそこにいたのだろうと言う日本のどこかのお土産を携え、収録スタジオに早めに現れる、住所不定、職業は作家です。変わったことと言えば、どうやら西尾維新は携帯を変えた際に連絡先を紛失したらしく、メールが届かなくなったことくらいでしょうか?これからも変わらず、もしくは変わりながらその五感で感じ取った森羅万象を、あなたが愛している、あなたが愛されている文字にし続け、大勢の人の心を動かし続けてくれることを心から望みます。僕はそんな西尾先生の文字を音にできることを幸せに思い、同じ時代に生きていることに感謝しています。くれぐれもお互い健康第一で。改めて、デビュー20周年おめでとうございます!
OVA「クビキリサイクル」 ぼく 役
梶 裕貴
2016年に発売された
OVA「クビキリサイクル」が
[
BDBOXとしてこの度発売されます。
ぼく を演じられて、
この作品、キャラクターの魅力について
お教えください。
2016年に発売されたOVA「クビキリサイクル」がBDBOXとしてこの度発売されます。
ぼく を演じられて、この作品、キャラクターの魅力についてお教えください。
西尾維新先生にしか生み出せない唯一無二の世界観。その原点が「クビキリサイクル」です。デビュー当時、先生はまだ10代だったとお聞きし、その類稀なる文章力、語彙力、ユーモアに驚かされました。本作の魅力と言えば、扇状的で緻密なミステリー作品でありつつも、キャラクターの個性が大爆発しているところかなと僕は考えます。登場人物誰一人としてモブなど存在せず、全員が主役級のアイデンティティを持っている。間違いなく"混ぜるな危険"にも関わらず、完成した闇鍋には、確実に病みつきになる美味さがありました。その中にあって、むしろ一番薄味に思われがちな主人公・いーちゃんという食材を調理するのは難しくもありましたが、作品を読み進めていく過程で、彼には「味の代わりに毒がある」と感じてからは、いかに"無味無臭人畜無害"を装えるか、を楽しめるようになっていきましたね。
今回初めて「〈物語〉シリーズ」と
「クビキリサイクル」という、
西尾維新先生の
2つの異なる作品を越えた
キャラクターの会話を演じていただいて
ご感想をお聞かせください
今回初めて「〈物語〉シリーズ」と「クビキリサイクル」という、
西尾維新先生の2つの異なる作品を越えたキャラクターの会話を
演じていただいて、ご感想をお聞かせください。
いつかは…と思っていた夢の企画が実現して嬉しかったです。シリーズの枠を超えた会話は超貴重ですね。いーちゃんと暦がお互いをどう感じるのかを知ることができ、より自分の中でのキャラクター像がはっきりとしたような気がしています。相手をどう分析するかで、自分自身に対してどう思っているのかも見えてきますから。それから忘れがちですが、暦よりいーちゃんの方が年上なんですよね。「クビキリサイクル」のアフレコ当時、そのあたりも意識して役作りをしたことを思い出しました。高校生と大学生。その年頃の数年間は、社会性や人格の形成にも大きく影響してきますからね。何はともあれ、暦のテンションとツッコミに救われる15分間でした(笑)。あと…最後の一文「親馬鹿だからね」には、最高にキュンとさせられました!
西尾維新先生の
デビュー20周年によせて、
コメントをお願いします
西尾維新先生デビュー20周年によせて、コメントをお願いします
西尾維新先生。デビュー20周年、本当におめでとうございます。そして、数々の名作を世に生み出してくださり、ありがとうございます。20年と言うと、人間ならば成人し、独り立ちできるほどの年月。当時、生まれたばかりだった「クビキリサイクル」にも、まさに完璧なタイミングで「キドナプキディング」という子どもが誕生しましたね。…してやられたり!この盛り上げ上手!(笑)そんな風に、きっと僕らはこれからも先生の掌の上で心地よく踊らされ続けていくことでしょう。筆が早すぎる先生のことなので、ファンが新作に飢えるという状況はなかなか起こりにくいかもしれませんが(笑)、どうかご自身の時間も大切にされつつ、お体を大切に、これからも新たな物語を紡いでいかれてください。またいつか、アニメーションで「戯言だけどね」と言える日を心待ちにしております。
Blu-ray Disc BOX
発売中
詳しくはこちら
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演じられて、この作品、
キャラクターの魅力について
お教えください。
この作品、キャラクターの魅力についてお教えください。
「クビキリサイクル」という、
西尾維新先生の
2つの異なる作品を越えた
キャラクターの会話を演じていただいて
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